仕事の依頼がまったく来なくなったため経営難に陥り、事務所を移転せざるを得なくなった探偵事務所ネメシス。
そんな中でアンナは仲間が殺されていく悪夢を見続ける。
そしてある日、夢の中に出てくる「窓」と名乗る男が彼女の目の前に現れた。「窓」はアンナにある要求をし、それに応えなければ現実でも仲間が死んでいくと告げる。
アンナは風真、栗田と共にその予言を阻止すべく動き始めるのだが・・・。
2021年に放映されたドラマを観ていたので本作も鑑賞。
TVドラマ→映画化という流れで、大して面白かった作品はないという印象（自分比）があるので、特に期待も持たずに観たわけですが・・・。
ベタなものを作らないぞという狙いや、映像作品の特性を活かしたチャレンジは感じられましたが、アンナが持つデータを手に入れたい組織の強大さが感じられない故に、キャラからの絶望感が伝わり難いし、夢か現実かというところでのアプローチの仕方が、観る側に混乱を招くほど効果的ではない感じなので、「ああ、そうなるよね」という予想の範疇に収まってしまう展開になってしまっている気がしました。
このネメシスの世界観は好きなので、一応の決着がついたドラマのネタを使わずに作った方が、ネメシスらしさをもっと出せたかもしれませんね。
あ、あと真木よう子の棒っぷりは、私は苦手です。
尺は短めなのでサラッと観るにはいいかも。
特オタ追伸。
ゼンカイジャーの駒木根葵汰、仮面ライダーセイバーでスラッシュを演じた岡宏明、仮面ライダービルドで赤羽を演じた栄信が出ていましたが、特別目立つ役でもなく・・・。
