朱里

シュヴァリエの朱里のレビュー・感想・評価

シュヴァリエ(2022年製作の映画)
4.0
サーチライトって面白い作品とつまらない作品の差が激しいよね。

本作は完全に"面白い"方に入る作品です。
人種差別の話を扱った社会風刺描写と恋愛(と言うより不倫)描写にここまで心を掴まれる作品は久しぶり。

マリー・アントワネットが存命だった時代のフランスという時代背景ってだけで好きなんだよな。
あの頃のフランスにシュヴァリエという称号を持った黒人作曲家が居たというのは初耳。

ジョゼフはマリー=ジョセフィーヌ侯爵婦人を歌い手としてスカウトし、後に不倫関係になる2人。嫌な予感しかしなかったけど、結果「やっぱりね」って感じ。
ジョゼフの一途なところは良いんだけど人妻だし、恋に落ちた相手が悪かったな。

最終的に2人の間に悲劇が待ち受けるけど、それがあまりにも酷過ぎる
まあ不倫も差別もダメという事だね。

ブロンドのイメージが強いサマラ・ウィーヴィングなだけに今回のブルネットは新鮮でした。
朱里

朱里