去年、アメリカで公開した時は日本人からしてよろしくないんじゃないか?って事もあったけど、本年度アカデミー賞では7冠の快挙を遂げたオッペンハイマー。
何年か前から気になってた作品であり、やっぱり原爆の内容を扱ってるから日本での公開は議論を重ねたようだが、結果、日本で劇場公開する形となって、映画館で観れた事は素直に良かったと思う。
唯一の被爆国である日本に住んでるからこそ観たほうが良いと思うし、日本の話が出てるシーンは日本人ならではの解釈というものがあると思う。人によっては刺激的と感じるかもしれないけど、エグい描写は控えめです。(私が思うには)
あくまでロバート・オッペンハイマーの半生を描いた作品であり、ほとんどが会話劇だから聞き逃すと逆に着いていけなくなる。そういう点はノーランらしい。
天才科学者の話は、そこまで頭が良くない私にはちょっと理解し難いところもあったかな?(汗)ノーランの頭の中ってホントどうなってるんだろう。
数々のノーラン作品に出演してるキリアン・マーフィーの細かな表情の変化と繊細な演技は魅了されました。
ロバート・ダウニー・Jrはアイアンマンのイメージの殻を見事に破って、演技の幅をかなり広げてきてるなと改めて思いました。
ノーラン監督作品と言ったら"映像"と"音響"だけど、今作はノーラン史上最高と言える程の没入感をIMAXレーザーで体感できました。
日本で劇場公開してくれた事にまず感謝だし、戦争について改めて考えるきっかけになった。
現在でも戦争をしてる国はありますが、どうか、これからも、核兵器による被爆国が日本だけであり続けるますように。