このレビューはネタバレを含みます
自由や個性が社会に受け入れられ始めていると感じることもあるが、他者がそれをどれほど理解しているのか。
人々に根付く常識に触れるたびに生きづらさを感じることは、最近では割と誰にでもあるように感じる。
そんな生きづらさを感じながらも何とか生きている人々にそれぞれの視点で描かれる物語。登場人物それぞれの葛藤も丁寧に描かれており、感情移入もしやすかった。
結末もとてもよい。
稲垣吾郎の最後の表情が、普通であることの無意味さを表現していてよかった。
最後に、あんなにキラキラしていない新垣結衣を見られるのは貴重なのでは。