ぽこぽこ

正欲のぽこぽこのネタバレレビュー・内容・結末

正欲(2023年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

まず、死んだ目のがっきーがよくて。
さらに、吾郎ちゃん、磯村くんをはじめとした出演者の演技がすごかった。佐藤寛太くん東野さんのこれからがものすごく楽しみ。

メッセージ性が強くて、終始重かった印象。
ただ、普通じゃない違和感が自分自身にもあったことから、当たり前の幸せに心躍らせながら歩いてみたい気持ちも理解できたし、1人じゃないと思える相手との出会いも憧れる。親をがっかりさせるんじゃないかというプレッシャーもわかる。
とはいえ、水に対しての感覚は理解できないのも共感できたし、我が子に普通じゃない道を歩ませることへの不安だって当然だと思った。

共感できると簡単に言うべきではないし、
歩み寄らないと見えないものだってあると感じた。

最後もずっしりだったな。
普通じゃないことに苦しんできたけど普通を得る人、普通に過ごしてきたけど普通を失う人。
そもそも普通も普通じゃないも、得るも失うも多分ないのかな。

明らかに普通じゃない、許されない異常もある。
ただ、子どもは傷つけていません。は感情を否定しない言葉だったんだなと後から気づく。
とはいえ、これはわたしも気持ち悪いと思ってしまう。価値観は自由なのにな。頭ではわかるんだけどね。難しい。
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