たく

正欲のたくのレビュー・感想・評価

正欲(2023年製作の映画)
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面白かったですが、難しかった、、
ひとりでも平気な生き方をしていると、共有できるフェティシズムがあり、絆を結べるのであれば、寧ろ相手も同じ人なんだと理解しやすくて良いなぁと呑気に観ていたら終わりかけで様相が変わる。
…となると、わからない人=マジョリティーではない。人は誰でも大なり小なりマイノリティーな部分を持ち合わせている。擬態と言っていたけれど、人間は生物の中でも社会を形成し成長したと私は思っていて、社会を営むのは個体の個性を直接的には反映しない構造ということなのではと勝手に思う。。そして、社会には人を傷つける犯罪への抑止力として法や秩序が備わっている。それは、とてもとても大切なこと。

そして、どこか、自分は人とは違うので、と檻の中にいる人でも、自分がいるその場所以外は外だなんて思ってはいけない。その隣もまた檻で、その中にはまた、違う悩みを抱えた人がいる。それぞれが自分を理解してくれない世界は外だと思い込み、憎悪を膨らませば、見当違いな怒りや相手へのイメージを持ってしまってもその間違いを正せなくなる。とどのつまり、世界はそんなに完璧じゃない。多数派を細分化すれば少数派になる時代。良くしてこ!
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