TIFFの吾郎賞と呼んでしまいすみませんでした(観客賞って観客の投票だからジャニさん出てるとファンの方投票するから取りやすいよね〜という意味)
いつかは観ようと思っていた作品
内容はあまり下調べせず鑑賞しましたが、自分がこの世に生きていていいのかも分からなくなったとき、必死で生きてきたその生き方を誰か1人にでも理解してもらえたら救われるなと思いました
まだ自分はこの世界で生きていていいんだと思えるかもしれないと思いました
他人が、他人の物差しで自分のことを普通だとかありえないだとか測ってしまうから、人の目を気にしてしまう
そして人から見た普通になろうとするけれど、それが難しくて苦しくなって、自分は人と違って存在してはダメなのではないかと思ってしまう
日本人は特にそうで、自分は自分なんだ文句ある？って開き直って突っ走れることが苦手なように思った
この作品ではわかりやすいように水フェチとして描かれているけど、いろんな水の形が好きってことだけで、人前で隠して後ろめたさを感じている
小児愛のことまでいくと人を傷つけているため大きな罪だけど、水が好きなことは全く罪じゃないのになんでおかしいとか犯罪者扱いになるんだろう
自分が正義だと思っていた稲垣吾郎でしたが、彼の言う普通のこと、当たり前のことではないことを、夏月さんがさらりと言うもんだから、心に大ダメージ、グサーって感じでラストは観ているこちらはすっきりとしました
この映画を観て、自分と分かり合えるたった1人のために生きているような気もした
なんだか自分の人生において大切にしていきたい作品だと思いました
(磯村勇斗が好き、そしてがっきーが天使)
