このレビューはネタバレを含みます
うわあとてもよかった好き
初めから伝わってくるアダムの並々ならぬ孤独感
息苦しさ虚しさまでが分かる
1人きりで何とか生きてきたけれど心の底は愛情を求めているのだろうということも徐々に分かった
ただ、愛情というものがあっても素直に受け取れ与えられるのか、また手に入れても離れてしまうのではないかという恐怖
ゲイであるということもさらに1人ぼっちになってしまわないかという不安を助長させていた
ハリーとの出会いにより自分に寄り添い愛し理解してくれる人を見つけたのだったが彼も孤独で生きてきたけれどアダムのように生き延びることはできなかったのだった
亡くなってしまった両親への想いは整理できず孤独だった幼少期を引きずり前に進めない
やっと両親と決別した頃にはハリーという大切な人を亡くしていた
人は所詮生まれた時から死ぬまで孤独
だからこそ人とのつながりを持ち、愛を受け取り与え支え合い生きている
アダムがハリーとのこともけじめをつけ前に進めますように