BROOK

ウィッシュのBROOKのレビュー・感想・評価

ウィッシュ(2023年製作の映画)
3.5
試写会日:2023年11月30日
試写会場:TOHOシネマズららぽーと富士見
パンフレット:990円

吹替


”願い”は、自分で叶えるもの――!


同時上映の短編「ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-」の上映は試写会だったので無し。


アメリカではあまりヒットしていないようですが…
うーん、、、ちょっとそれも納得かなぁ…と思いました(汗)

なんかストーリーが薄っぺらくない?
今時そんな展開になる???というのがかなり多かった印象。
あと、結構イライラするシーンが多いのよ。


吹替担当で主人公のアーシャを演じた生田絵梨花さんは、その美声をいかんなく発揮していて、非常に良かった!!
ヴィランであるマグニフィコ王を演じた福山さんも印象的。
個人的に一押しはアマヤ王妃を演じた檀さんで、さすが元宝塚だけあって、歌声がホント素晴らしかったです♪



映画は、若者が偉大な魔法使いとなり、ロサス王国を築いたというのが語られるシーンから始まります。

その若者はロサスのマグニフィコ王となり、島を魔法で統治。
そんな王の弟子になるため、最終面接に臨むことになったアーシャ。

アーシャはダリアや友人たちのアドバイスを受け、いざ面接へ。

祖父の”願い”を叶えて欲しいと告げるアーシャだったが…
王は、その”願い”は反乱の種になるかもしれないと、拒否。

そんな王に異を唱え、祖父の”願い”を返して欲しいと訴えるも、それも拒否されて…
王はアーシャを願いの儀式へと連れて行く。


真実を知り、居ても立っても居られないアーシャは、家に帰って祖父に”願い”のことを話すも、怒りを買ってしまう。

家を飛び出したアーシャは星に願いを…!
すると、スターが現れ、砂を食べたペットの山羊のバレンティノが喋り出し…
さらには森の動物たち、植物たちも喋り出す。


アーシャはどうにかして、祖父と母の”願い”を取り戻そうと、城へ潜入し、友人のダリアに助けを求めるのだった…。


アーシャが星に願って、スターが現れるという”掴み”はOKなのだが、問題はその後…

アーシャが願って、なぜスターが現れることが出来たのか…の設定が欲しかったなぁ。
一応、父親の教えに従って、、、みたいなことにはなっているが、ちょっと弱い。
魔法使いの素質はあるみたいだが、それが活かしきれていない感じがした。

それにもっとド派手な魔法シーンが観たかったように思う。。


そうそう、キャラクターたちが歌う歌はどれもが素晴らしく♪
映画館の予告編でさんざん流れた、アーシャが歌うメインテーマ曲はホント良かったー!
福山さんのマグニフィコ王による歌も良かったし、アーシャとのデュエットも印象的。

終盤、民衆たちが歌うシーンは「レ・ミゼラブル」を彷彿とし、かなり胸アツになっていました!!


ラストはディズニー映画らしく大団円。
ヒットしていれば続編が出来そうな気もするが…。


エンドロール後にも映像あり。


小さなお子さんはちょっと飽きてしまうかもしれない。
バレンティノとスターだけでは、子供に響かないかなぁ…。


やや厳しめにレビューしましたが…
とりあえず、映像と歌声はホント素敵な作品だと思います♪

日本では興収100億円を目指しているようですが…果たして?
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