ウィッシュのかぴばるのネタバレレビュー・内容・結末

　100周年の100は凡百の百かぁ〜〜〜？？？？？？？

　ディズニー映画が好きなので厳しいことを言わせてもらうと、正直肩透かし。特段のどんでん返し等もない平坦なストーリー、数ばかり多く（七人のこびとのオマージュなので仕方ないが）特徴のないキャラクター、貧相なアクション、狭い舞台、目的意識のはっきりしない悪役と主人公。特にキャラクターの魅力のなさが致命的に感じられた。特別なところはない地味な主人公、声がシブいだけの出オチのヤギ、あまりディズニーっぽくないデザインのスター。ヴィランのキャラが一番立ってるのってどうなんだ。

　……と映画終了直後は怒りに燃えていたものの、本作はこれまでの新作のようなエンタメ超大作ではなく、あくまで100周年を記念する記念碑的私小説なのだと考えれば、まぁこんな感じかもなと納得することにした。私はディズニーファンとしては歴が浅いし、ディズニー+もスター・ウォーズのために加入してるだけだし、愛が足りなかったのかもしれない。愛が。

　音楽は良かったです。