近藤りょうや

ウィッシュの近藤りょうやのネタバレレビュー・内容・結末

ウィッシュ(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

歌はとっても良かったです!
山寺宏一さんは言わずもがな、
生田絵梨花さんも福山雅治さんもハマり役で素晴らしかったです。

良いか悪いかは別として、1番芯があって、言ってることの説得力があったのはマグニフィコ王。

1番感情移入が出来たのもマグニフィコ王。

それ以外のキャラクターは、それぞれが夢を持っていたのはわかるんですが、夢を自ら王に差し出したのは自分たちだし、夢を抜かれて生きる気力も無くなった、という程でもない状態だから、別に良くない?となってしまう。実際、良くはないんだろうけど、感情移入が出来ない。。。

そして、アーシャの行動動機に感情移入が出来ない。。。というか、アーシャってどういう人?って言うところがわからなさ過ぎる。

亡くなったお父さんと一緒に観た星。みたいな素敵な掘り下げ材料があるのに、お歌で出てくるだけでそれ以降は何も語られることは無いのがもったいないな〜と思っちゃいました😭

おじいちゃんの夢を叶えにいったら、マグニフィコが夢を管理している姿に違和感を覚えて、街全体を救おうとする。というのが、ちょっと飛躍しすぎてるというか…アーシャの夢って何なんだろう。そこもわからなかったです…🤔

1番感情移入できたマグニフィコ王の結末にもどうしても納得がいかない…

やり方はともかく、マグニフィコ王がしたことは、街を良くしようと思ってやったことだし、それに違和感を持ちながらも、努力してきたことを知っているからこそ、寄り添い続けた王妃様から、「愛してるわ」とか「1人で抱え込ませてごめん」とか、少しくらい慈悲を施してあげてもいい気がする。(それによって目を覚ますマグニフィコ王みたいな)

マグニフィコ王のやった事を肯定したいわけではなく、許されることではないけど、そんな悪魔を作り上げてしまったのは、ちょっとだけ街のみんなのせいじゃない?って気がしてしまうんです…


色々と書いてしまいましたが、映画館で観れてよかったし、これからもディズニー映画に期待です!!

2023年のクリスマスは、ディズニーよりもワーナーのウォンカが圧倒的に面白かったです!
100周年に期待しすぎたのかな…