YutaKoizumi

アアルトのYutaKoizumiのレビュー・感想・評価

アアルト(2020年製作の映画)
3.5
「アアルト」作品は常にアルバとアイノのコンビで生み出されていたという内容。

自由奔放で女癖も良くなかったのは知らず。

ル・コルビュジエと交流があり影響を受けていたこともはじめて知った。
美術などからインスピレーションを得ていたアーティスト気質で、特に家具の名作の数々はアルバの考えを技術にするプロがいたからこそ成り立っていたことを知る。

ヘルシンキ工科大学と、MITの学生寮が好きだった。
天井にいくつもの丸照明をつけて、太陽の自然光を再現しようとしたのも好き。

ヒトラーを前にした演説で「(ヒトラーの本を)1ページ開いたら『芸術の王は建築で女王は音楽だ。』と。そこだけ読んで閉じたよ。」とウィットを言ったそうだ。

晩年、国内で「恐竜」と呼ばれて批判され、ヘルシンキの都市設計の夢に破れ、酒に溺れる姿はつらいね。
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