このレビューはネタバレを含みます
人がどんどん補充され
殺されまくるのが
日常になり全ての感覚が
麻痺していくのが
当たり前になっている中での映画
第一次世界大戦の
休戦の1秒前まで
戦う気持ちはどこから
わいてくるのか本当に不思議
隠れてでも生き延びたいという意志よりも
周りからのプレッシャーや
友達との自慢話のために
あっけなく死んでしまったり
体の一部が失われたり
失うものの方が圧倒的に多いのに
どうして人はこの時代でも
同じ過ちを繰り返してしまうのか
考えさせられる物語
大の大人が可憐な少女の
香りを奪い合うのに
微笑ましさも狂おしさも感じる
指示を出すだけのお偉いさんは
戦地に行かず美味しい食事に
気に入らないワインは捨てると
その落差も今の世の中にも
通ずるところがあるように思えた