ヨーロッパでは第一次世界大戦のほうが強く記憶されていると言われるけど、その理由がよくわかる。自動小銃や火炎放射器、戦車といった当時のハイテク兵器と昔ながらの剣が同じ空間に存在して、人の力では到底勝つことのできない兵器に剣一本で立ち向かっていく無謀さが恐ろしかった。戦争での死に方に上も下もないけれど、それでも最も残酷だと思った。
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塹壕戦がどんなものであったかもよくわかる映画だった。勝手に、互いの陣地から撃ち込んで相手の陣地に乗り込むなんてことはしないと思っていたけど違った。とても人間のすることには思えなくて怖かった。
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フランス陣地を獲ってそこの食堂で食べるものを見つけたときのドイツ兵、食いつき方がまるで獣でかなり印象的だった。そのあとドイツの将軍2人が豪華な晩餐が載った長机の両端に座って優雅に食事を取るシーンがあって、対比がグロテスクだった。
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2023年25本目
