ヤス

フェイブルマンズのヤスのレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
3.9
スピルバーグの自伝的作品と言われる本作。主人公サミーを通して、その幼少期から青年期にかけていかに映画に熱中し、今日のスピルバーグ作品へ影響を与えたかを追体験していく。

両親の二人が特に魅力的に描かれている。

奔放で芸術家肌の母。
サミー少年を映画の世界に導いた張本人であり、不器用にも好きなことを曲げられない、サミーにも色濃く受け継がれる性質の持ち主。

真面目で天才技術者の父。
基本的には優しさの人で、特に奔放な妻に対しては盲目的な愛を注ぐ。しかし本質的には妻を理解することが出来ず、家庭の崩壊を招いてしまう。。

スピルバーグ作品ということを忘れて見ても、シンプルに家族物として良作。
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