ラーチャえだまめ

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイトのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

3.0
『怖いのはババアの顔芸だけだった件』



【ウェアウルフ・バイ・ナイト】!!!みんな大好きマーベルですよマーベル!!しかし全編モノクロで大変レトロチックな映像×OPも“いつもの”始まり方とはひと味違う??もげる腕!飛び散る流血!!……と公開された予告編から既に「MCU“らしからぬ”」を全面に売り込んできたコチラの作品、一応“ユニバースに組み込まれた”作品なのでMCUファンとしては見逃し厳禁の作品であることは、言うまでもないのですが……


う〜んこれはちょっとまず“ホラーではない”ですねー。ビックリするシーンも皆無。グロくもない。いや一応腕が斧で切断されたり血が飛び散る場面もありました。グログロな原作漫画を国民的アイドル主演で実写映画化した「GANTZ」だって、血を黒くしてアレでR12なんですよ?アレに比べても全然グロくないですよコレ。しかも後半はただのアクションものに。しかもラストまで結局また“コメディ”路線で着地する点では、確かに“安定のマーベル作品”として受け入れやすい代物にはなっている。


けど規制路線から脱線したかったんじゃないの?どっちなの?近年の“マンネリ化”が日に日に深刻化するMCUがこれまでどうりの、また似たような作品を作りたいようにはちょっと思えにくいと言うか、だからこそ発足させた企画だと思っていました。せっかく映像を暗いトーンにしてオドロオドロシイ雰囲気まで作ってるんだから、この際思いっきりハメを外す勢いでやっても良かったのでは??何我々視聴者に“遠慮と配慮”しまくってんのさ!?マーベルだってダークヒーローとかダークな作品いっぱいあるじゃん!!ちょっと大人路線でも「需要」はあると思うんだけどな……(スターウォーズが今そうしてるように)今回これを見て次の「ブレイド」がますます不安になりました。色々と配慮しまくった結果、流血とか工夫しつつ演出してたSONYの「モービウス」の方がまだマシ!なんてことにならないかと……(それはないか)




↓ブログにも書きました!(ネタバレなし&ネタバレ・エルサ・ブラッドストーンの登場とラストの意味など)↓https://edamamemamade.wixsite.com/edamame-movieimpact
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