bayuyu

銀河鉄道の父のbayuyuのネタバレレビュー・内容・結末

銀河鉄道の父(2023年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

俳優さんたちが本当に本当に本当にすごすぎ

「お前の物語はトシの道だっただろう、光だっただろう」
「お前の宗教を信じる気持ちで」

なんであの言葉であんなに泣けるのかわからない、私の整理がついてないけどあれは本物の言葉で、嘘がない嘘じゃない
役所さんの言葉は全部本物、本当に全部本物

賢治の側にいて、
子供と冗談を交わし合う時のくすぐるような愛おしさと愛の
「なにを〜」と言うシーンも本物で、

オリジナル演出である
「雨ニモ負ケズ」の詩を読むシーンは、
本当にあの詩が沁みて、沁みて、仕方なかった


「そんな人間にわたしもなりたい」と、
本当に賢治は思っていて、
たくさん今まで褒めていたじゃないか、と、父と子の思い交差するタイミングがほんの数秒ずれた時の刹那さ故の、あの詩の切実さが伝わるものだった

もう役所広司さん本当に痺れる本当にしびれるなんであんなに本物なんだろう、と思う
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