今年4本目にして、
城定秀夫監督作2本目。
イケメンなカメラマンの健太朗。
その元カノ(桃)と名乗る女から
声をかけられた今カノ(莉子)。
このシチュエーションなら、
かつてなら、修羅場となりそう
だけど、そんなありきたりじゃない。
二人が最強タッグを組んで、
あることを成し遂げようとする
というお話で、ヤラレタ!
おもしろかった。
不信感と距離感を保ちつつも
女二人が、行動を共にしながら、互いのことが、語られていく。
回想シーンに、二人の現在の姿が重なっていく場面構成とかも
楽しい試みで、笑えたし、
「眠り姫」になぞらえるのも
良かった。
二転三転というか、視点を変えて真実が見えていき、
お~っ、そういうことかあと
転がされる感じが新鮮だった。
最後の桃の涙は、どっちへの
思いだろう。
健太朗のおばあちゃん役が、
日活ロマンポルノの女王の
白川和子。
味のあるおばあちゃんだった。