【カメラに黒人は写らない】
IFF2022『東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション3』上映にて。作品ページが出来たようなので、追っかけでメモ的に投稿。
このプログラムでは4本中、本作にイチバン、へえ〜と感心した。
カメラのファインダーに、アジア人2人と黒人1人が映っており、アジア人は2人とも顔認証されるが、黒人にはカメラが反応しない…という解説から始まる、ちょっと飛んだ展開のドキュメンタリー。
誕生して以来、カメラは肌の色が薄い人を撮るために開発されてきた。黒人は、撮るべき被写体だと認識されていなかった。
…という事実に、驚きました。知らなかった。友人に、親しい黒人もいないしなあ。
で、映画はカメラにおける差別事情を追いますが、この“カメ差別”以外の要素も入ってきて、なんだかオモシロ演出も入ったりなんかして、結局は落ち着きません。
どこでもいいから、ちゃんと着地させて欲しかったなあ。ネタがいいのにもったいない。
<2022.9.30記>