来生三姉妹の父親ミカエル・ハインツによる3枚の連作絵画が狙われる。ルパン3世、キャッツアイ、画商を装った武器商人の三つ巴の争奪戦が繰り広げられる。3枚の絵画には数々の覇者たちが手にした契約の石が隠されており、ハインツとルパンには財宝をめぐる過去の因縁があったのだった…というお話。
かなり違和感があったコナンとのコラボ作と比べると、今回は親和性が高く、ストーリーも破綻なく楽しめる。ただし、キャッツアイの三姉妹が終始格下扱いで、美少女ゲストキャラレベルの活躍しかしない。絵面は攻殻機動隊のようなCGキャラになっている関係でルパンが別人になっているのが少し気になるが、見ているうちに忘れてしまう。全員二代目なってしまったルパン一味と違い、キャッツアイのほうはほぼオリジナルキャストで頑張っているが、やや高齢化を感じさせる。ルパンは三代目として多田野曜平さんをキャスティングしてほしい。ハードなルパンを自然に演じられる稀有な才能を埋もれさせるのは惜しいと思う。
