このレビューはネタバレを含みます
「私の心のカメラに残すから」(泣)
ビデオテープに残る父との夏休み(トルコのひなびたリゾート地w)両親の離婚後、久しぶりに会う二人の程よい距離感が良く、ナチュラルな演技でドキュメンタリーのよう。
とても瑞々しく描かれていて好きな映画でした。
🎬シャーロット・ウェルズ監督の自伝的映画だそうです。
リゾート地で楽しんでいるのに、決して清々しい展開にはならない。。
多くを語らない"省略"を巧みに使う手法の手強い作品。
想像が拡がり、確証を得るために再鑑賞したくなる!
カラム/ポール・メスカルが見せていた暗い影…
フラッシュバックのシーンが危うい空気を引き寄せ、ゴーグル🥽を拾いに潜ったシーンは明らかに死を意識させた。その後も何度も察するところ死を意識した。。
実は、20年前のビデオテープを31歳になったソフィが見返していたのだった。父の記憶を辿っていたのでしょう。
ポラロイド写真が浮かび上がるまでの時間に記憶を呼び覚ます視点が秀逸!
音楽も90年代の流行りがメイン…"アンダープレッシャー"の使い方も良すぎです♪
想像するに若いパパがどんな苦悩を抱え精神を病んでしまっていたのかは、解らないまま…
ラストシーンのlove youは泣きそうになった。
いやぁ 参った…