レイトショーで観たのもあって
気を抜いたら寝てしまいそうだった
それほどに穏やかな映像だった
と同時に襲ってくる怖さがあった
海の音が怖い
暗い海が怖い
11歳のときなんて覚えていないよな
かけがえのない時間だったはずなのに
大人になりかけているけど
ずっと子供だ
親の前では
ずっと子供
なんでも話していいんだよ
男の子のこともドラッグのことも
親の愛って絶大だなあ
30代なんて
まだまだ自分の人生にも満足できていない
そんな気がするけど
夏って楽しい分切ない
これは夏の終わりに観るべきだと思うんだ
父と一緒に出かけた時
父が女の人に声をかけられているのを見た
ふと思い出した記憶
わたしにとっては
絶対的な親でしかないけど
他人からすれば
一個人、ひとりの男性として
そこに存在しているんだよなあって思った
母と父の出会いとか
デートとか、そんな話を聞くと
新鮮な気持ちになる
親だけど親じゃないふたりがそこにいる
なつやすみ、
これ観て帰ってよかったなあ