このレビューはネタバレを含みます
ソフィの追憶に重ねてたどるあの日々
寂しさなのか怒りなのか分からない目も
嬉しさなのか悲しさなのか分からない笑顔も
あの時少し声を荒げて取り乱したのも
あの時はわからなかったよな、と自分と重ねて心臓がぎゅうとなった
大人だから、親だからって全部うまく飲み込んで、対処してってできるもんじゃなくて
でもそんな中でも暴漢から逃げるテクニックを教えたり、なんでも話すんだよと拠り所をくれたり、最後に手を振る時までちゃんと愛を渡そうとしてくれていた父の目線が切なくて苦しかった。
どことなく私にも覚えがあるシーンが多く、それも相まってか、レビュー書きながら泣けるくらい心にきた映画だった。