何故こんなことになったのか、あの時もあの時も、と思い返してしまう。
きっとこれは親子の最後の旅行。
娘との最後のバカンス。大好きな娘。大好きなパパ。二人にとってのすごく大切な思い出。
娘が大きくなってからの描写がもう少しあると良かったのかなと思う。でも面白い映画だった。カメラのアングルというか、撮り方も工夫が沢山で見応えあり。
8ミリのビデオカメラをテレビの横に置いてテレビ画面に反射している所とその横に置いてある鏡に映っている映像。なかなか良かった。
この父親は色々悩んでたんだね。
ハガキのメッセージと父親の号泣シーンはくるものがあった。
見るの辛い人もいる映画かもしれないけれど、〝ああ、こんな風に考えていた〟〝こんな風に思っていたたのは自分だけではなかったんだ〟と思えるから。ずっとそのことを心の重しにして生きている人は、少しだけ人生が救われた気になる映画だと思う。