第35回東京国際映画祭
アジアの未来『アヘン』
「宗教はアヘン」と言ったのはマルクスだが、コメディ、社会派、ディストピアSFなど様々なジャンルの5つの短編から構成された本作は、インドの宗教事情を多角的に浮上させようと試みている。
5つの短編はどれもテイストが違い見応えがありました。また、どの作品も宗教とインドの関係性について描かれており、国際映画祭ならではの作品といった印象がありました。
また、上映の順番にはごたわりがあったそうで、1作目のシリアスな物語から、5作目には希望の物語へと移り変わるように意識したそう。
上映中には気づかなかったのですが、最後のQ&Aでそういったお話を聞いた時、確かに徐々に自分の気持ちが前向きな方向へと変わっていっていたことに気づかされました。
みなさんは5つのどの作品が印象的でしたか?
文:こうた