はる

春に散るのはるのネタバレレビュー・内容・結末

春に散る(2023年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ボクシングのことはよう分からんのだが、どのボクシング映画を見ても、大抵命とか、体の機能の一部を掛けてまで試合やるみたいな展開になりがちで、実際そんなもんなんだろうか…と辛い気持ちになってしまった。
スポーツ、特に格闘技はそういう傾向が顕著だけど、長く続けるよりもその一瞬に人生すべて掛けるぜ!みたいな展開は個人的にあまり好きじゃない。そういうフィクションを量産してたら、それが正しい姿だと思う人が現実に出てきてしまうのでは、と心配になってしまう。スラムダンクとかもそうだけど。

タイトルと、佐藤浩市の設定をきいた瞬間に話のあらすじについては予想がついたのもあり、すごく醒めた気持ちで見てしまった。最後に美しく死ぬの、いいよね!みたいなフィクションは、個人的には好きじゃない。安直だなと思ってしまう。当たり前だが生きていくことの方が辛いと思うので。

ボクシングのシーンにあまり迫力がなかった。窪田くんが人間性が終わっている役をやっているところは初めて見たので新鮮だった。
はる

はる