ゾロ

エリザベート 1878のゾロのレビュー・感想・評価

エリザベート 1878(2022年製作の映画)
3.5

正に、邦画タイトル通り

「シシー」の愛称で知られる
エリーザベト・アマーリエ・オイゲーニエ
ハプスブルク家最後の皇后とも言われる
オーストリア=ハンガリー帝国の皇帝
フランツ・ヨーゼフ1世の皇后
ミュージカルや肖像画等で有名

歴史的な衣装、小物、世界観、思想など
面白いと思う点は多いが、エリザベートや
皇帝、息子、ハンガリーとの関係等
知っている事前提の話になっているので
説明が一切無いので、事前知識が必要

彼女の40歳 1878年に焦点をあてた映画
ベールに包まれた彼女の生活、嗜好、葛藤、
本心を垣間見るような作風

更に、切り取る題材が興味深い
老化現象への抵抗
自由(思想、生き方)の渇望
世間が望む"エリザベート像"への迎合と抵抗

王宮に馴染めず、旅好きで、美への徹底的な
追求をした皇后というイメージを前提に
描かれていく中で
あの有名な長い黒髪をバッサリ切りウィンク
こんな視点は面白い!虚構の世界と思いつつ
事実はこうかもよ?…と思うとニヤリとする

そぉ、まさにジャケットのポーズ😁
ゾロ

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