このレビューはネタバレを含みます
信仰は時として異常になり得る。
久々に宗教について考えさせられる作品を観ました。撮り方から絵画のようなカットから、観ていて楽しかったです。
家族、特に母親からしたら何も間違ったことをしていないと信じているのが不気味すぎて怖い。アナが純粋な子だったからこそ、結末は心が温まりました…。
作品の最初と最後に、現実を感じさせるセットが映し出される。また、扉の枠を捉えたカット、階段、人里離れた家。
"枠"や"異界"を意識させられるので、フィクションであることは間違いないが、観客であることも強く感じさせられる。
意志を曲げない、力強い人物像がフローレンスピューと合いすぎてて格好良かったです。。