ナルホドそれで「梟」か。
主人公の設定自体が面白く脚本も良く出来ている。良作。
盲人ながら優秀な鍼灸医ギョンスが謀略渦巻く朝鮮王朝の血族同士の骨肉の争いに巻き込まれていく時代劇サスペンス。
前述の設定ってのが物語のキモなので詳しくは書けませんが、それが主人公の強味にも弱味にもなっていて、どう転ぶか予想がつかない。加えて韓国ドラマって直前まで信頼してた筈の登場人物が平気で裏切るのが前提ってところがあるけど、それがうまく機能して終始ハラハラドキドキが途切れることが無かった。ひりつく展開の作品にかけては邦画は韓国映画には敵いませんね。
韓国映画は根幹がハードな話でもコメディ色強めで進んでいくことが多いが、本作も例に漏れず。お笑い担当の先輩医官がいい味出してる。世子様が超いい人なのに謀殺の憂き目に遭ってしまうのが可哀想過ぎる。