竜どん

猿の惑星/キングダムの竜どんのレビュー・感想・評価

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
3.8
新たなる猿•惑サーガ起動!
前三部作から300年後という時代設定でシーザーが伝説になってるのは良き☆☆☆「友達の輪ッ」はまだ健在なのね。
鷲使い村のチンパン青年(年齢がいまひとつ分かり辛い…)ノアは人(猿?)格的にも経験的にもまだまだ未熟で発展途上な感はあるものの、直情的短絡的でありながら面倒臭そうな性格は主人公の風格十分(短所ばかりだな)。これから色々悶着起こすのは確実で地球歴史にまだ見ぬデカいひと騒動を刻みそう(笑)。
本作は猿VS猿が主軸であるけれども、やはり「人間」の有りようが不穏。ヒロイン席のメイですら自種族存続のためには猿種族の犠牲も厭わない自分勝手さが垣間見える。そこら辺のノア(猿)との価値観の差・確執がシリーズの核となっていくのであろうな。時間軸的にはここから旧第1作に繋がっていくと考えると人間側に良い未来展開は望めないのだろうが、地球の覇者を決める大河スペクタクルロマンに期待大!続編早よ早よ!
一緒なら  強い!

相変わらず映像は超リアル。もはやどこまでがCGかまるで分からない。キャラクターの殆どが猿属の中、各々に個性を持たせ感情や知性をも生き生きと描写し得る映像は驚愕の極地。

追記
プロキシマスそんなに悪い王様じゃないんじゃなかろうか?私利私欲に走るでもないし猿種族繁栄を第一に考えての技術獲得が目的な訳で。乱世で求められるのは善政を敷く為政者ではなく強き王。
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