てらさわホークさん言うところの「映画見る2秒くらい前まであんま見る気しないなぁ〜って思ってたら、なんだよこれマジ面白れぇじゃねぇか…」案件な傑作でした。やっと今年になって映画館でいいもん見た。
韓国映画は大好きですが、宮中を舞台に盲目の鍼師が…みたいなあらすじを見た時は、流石に地味過ぎてエンタメにならないんじゃない？。そんな風に考えていた時期が俺にもありました…な見事な出来栄えです。
数々のサスペンス、ほっとしたり笑わせるキャラの配置、上手い伏線回収、納得のツイスト（どんでん返しとは違ったかな）、宮中らしい陰謀の毒々しさ、世界観の構築としての美術、そして奇しくも去年の「ゲゲゲの謎」に繋がるテーマ性。数々の要素が心地よく調和していて全く飽きずに見せられちゃいました。あと、子役の使い方も良い。
実際の事件などをモチーフにしてもエンタメとして見事に昇華させてきた韓国映画の実力はわかっていたつもりですが、ここまで物とはシャッポを脱がずにはいられません。身分の低い盲人という立場が現代日本にも通じそうなテーマ性まで含んでて面白上手い！としか言いようがない。
ネタバレ無しだとつっこんだ話はできないので、それありで思ったことはコメント欄の方に書き込みます。とにかく食指があまり動かない方も是非見てほしい作品なのでマジにオススメです。
