のわーる

猿の惑星/キングダムののわーるのレビュー・感想・評価

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
3.3
チンパンジー、ゴリラ、オランウータン…猿と言ってもいろんな猿がいて、人間で言えば民族のような形で登場。
“高い知能を持つ猿”とは言っても、文化レベルは縄文時代の人間くらい。力と統率力で王国を形成する。

物語は完全に猿目線で、猿たちの争乱に野生化した人間が巻き込まれる。
でも最初に登場する人間が今っぽい服を着てるのには違和感があった。野生化したはずなのに…あ、裸が見たかったわけじゃないので。

CGを駆使したリアルな映像は見ごたえあった。草木に覆われたビルの廃墟に漂う終末感はたまらなく好き。猿たちの表情が人間以上に豊かで、見ていると感情移入しそうになる。

物語はシンプルで、よく言えばわかりやすい。悪く言えば先が読める内容。もし観るなら猿になった気持ちで観るといいかも。

もしかして続編もあるのかな。この世界観で人間目線の物語があってもおもしろそう。
のわーる

のわーる