このレビューはネタバレを含みます
つよつよハードディスクくん
半リブート作とのことで思っていたほど悪くはなかったし、新主役ノアのオリジンとしては十分で、更なる続編に期待できる一本でした
ただ、「完全新作」の謳い文句の通り新規に優しくオーソドックスな話運び。悪く言えば記号的に予想通りの展開しか無く、文明批評としての一面（人種問題、安全保障、帝国主義、革命のメタファー）も、どれもシーザー三部作でやり尽くされた感はある
ビジュアル面もエイプや世界の美術は相変わらず、現実として違和感が無いほど素晴らしいんだけど、やっぱりシリーズのファンであるほど新鮮味が感じにくくマンネリに思えるし、シンプルに上映時間が長い…
ノアもプロキシマスも頑張ってたんだけど、やっぱりシーザーやコバ達第一世代のカリスマ性には勝てんし想いも切実で泣けるんよ…
でも異種交流宴席のシーンはめちゃくちゃフレッシュでよかったです
一層荒廃した人間文明の残渣からどことなく68年版猿の惑星っぽい雰囲気もあり
何気に核ミサイル要素は回収したので、次回作は満を持して自由の女神、出てくるかなぁ？
ていうか、メイはウィリアム・H・メイシーにあの集団のこと教えてやれよ！可哀相だろ！！！
