猿の惑星／キングダムのゾンビ将軍のネタバレレビュー・内容・結末

20240513#87
完全蛇足映画。早くも今年ワースト候補（ゴーストバスターズもあるか）。前作で終わってりゃいいものを。
ずうっとノアの冒険を追うだけで、他人がやってるRPGを横で強制的に観せられているような気になって辛かった。
脚本に3人名を連ねていたみたいだけど、今回は3人揃っても文殊の知恵は出なかったようで、何の捻りもシリーズへのこだわりも無くただただ惰性で物語が進む。
あのマークの首飾りを代々受け継いでいくのはいいとして、なぜそれが格納庫に大きく描かれているのかな?
人間側の身勝手さも共感できないし（あそこで銃を隠し持つとは、大変残念）、あのHDDの役目も全然しっくり来ない。
あの格納庫や最後に出てきた基地の電力はどうやって供給されているのか。
格納庫の中に人間の死体が一切無いのに生活感はあるのはなぜ。
格納庫に忍びこんで狙いのモノをゲットしたのに、わざわざ正面ゲートをみんなあつまれとばかりに堂々とオープンする意味は?それ以前に防波堤破壊の準備になぜ猿側が協力する必要があるのか?同胞が危険にさらされることは予想できたろうに。
知能が無いという人類も何故か羞恥心だけは残っているようで、革なのか布なのか、どうやって調達したのか、何かは着てる。
キングダムのマッドマックス感流用。
というように、世界観の詰めが甘い。
100分程度で済む話を延々つきあわされてしまった。
プロジェクトX、マイティ・ジョー、ハリーとヘンダーソン一家、ギラーミン版コングですら大好きな私、猿モノに外れ無しとの持論があったのですが、先日のゴジラコングといい本作といい、その持論は撤回します。
ただ、ドルビーシアターはあらためて画質良かったと実感。