あつ

猿の惑星/キングダムのあつのネタバレレビュー・内容・結末

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

予告見ず、過去作も未履修。
シーザーのことも名前を聞いたことある程度だったのでやや不安だったけれど、その状態が逆に本編で怒涛の展開に振り回される、シーザーのことも詳しく知らない主人公ノアへの感情移入を促してくれてちょうどよかった笑

自然に飲み込まれたかつての都市、みたいなビジュアルが大好きなのでかなり物語の舞台からワクワクした。しかもその物語の主役がApeで彼らならではの文化、生活を生み出しているのもロマンがあって楽しい。

正直、人をCGの猿に置き換えてその中での衝突やら出会いを描くヒューマンドラマやられてもなぁ…っていう、先月の『ゴジコン』からくる抵抗感があって自分一人なら観る気全くなかった。こういう出会いがあるから誰かと観に行くって大事よなぁ。



あの集落での卵をめぐるお話からゴリラたちとの人間をめぐる戦いになり、凸凹スリーマンセルで冒険が始まる。そして次第にApe内での人間をきっかけとした対立構造からApeと人間の対立へと話は大きく動き出す。
次から次に話が壮大に展開されていくテンポの良さと新しいものを惜しげも無く見せてくれるサービス精神の良さがすごくよかった。

ノアの成長の指標としてイーグルサンを使っているのも面白かった。あれだけでノアが冒頭から大きく成長したことが言葉不要で伝わるし何より映画として観客の心を掴む良いキメのシーンになっていた。

これは次回作も追わないとだな、楽しみ笑
あつ

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