ハシゴ 3本目はポレポレ東中野へ。
コロナ下で起きた「高校生が動物園の猿を逃した」という事件に発想を得て作られた作品。先日の「雨降って、ジ・エンド。」同様、映像ユニット 群青いろ による自主制作映画。
撮るとは、そして報道とは、といったテーマを扱っているのだが、それはそれとしてシナリオが見事。
前半重苦しい (なんならイライラするくらいの) 展開から、後半一気に雰囲気が変わりラストの爽快感へ。雰囲気だけで終わることなく、ちゃんと猿を逃した理由が明かされるのも良い。
参加俳優は皆無名ながら、古川琴音 あってこその「雨降って〜」より完成度は高いと思う。
まさに求めていたヘンな映画。今年一番の拾い物。
終映後に 群青いろ の二人の人柄が伺える舞台挨拶あり。このユニットの次回作が楽しみ。
