ゆうめし

あしたの少女のゆうめしのネタバレレビュー・内容・結末

あしたの少女(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

アマゾンプライムビデオで。

2017年に実際におきたコールセンターで実習生として働く女子高生が劣悪な労働環境のせいで自殺した事件を基にした話。
ペ・ドゥナは事件を調べる刑事。

ペ・ドゥナは30分すぎでようやく登場するが顔見せ程度でまたフェードアウト。

前半の1時間は実質の主人公の女子高生。
勝気な女の子がなぜ自殺してしまうのか?を丁寧に描いていた。

女の子が自殺してペ・ドゥナのパートになる。
『ベイビー・ブローカー』に続いてこちらでも刑事役。

ペ・ドゥナも歳を重ねていって、ちょっとくたびれた感じが出てるのがとても良い。といっても見た目はほぼ変わらないのが凄いけど。

結局は激しい競争社会が生んだ悲しい事件でした。

会社は実習生を安く使って利益を上げていた。成果報酬は2か月後と労働基準法違反したり、上司の自殺と内部告発をうやむやにしたブラック企業。
学校は就職率を上げないと教育庁も補助金がもらえなくなるから、どこでもいいから生徒を送り込んでいた。
教育庁もまた学校のレベルが落ちると国から予算が下りないから他の地区と競い合うしかない。

競争は必要だけど必要以上の競争は破滅に陥ってしまうのか。
これが実話だからなんとも言えませんが。悲しいですね。
ゆうめし

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