このレビューはネタバレを含みます
アマプラで鑑賞。
もっと残虐性が高い作品かと思ってましたが
案外ストーリー重視な点が拍子抜けしました。
ただ拍子抜けと言っても期待はずれかというとそんな事はなく、
話としては面白かったと思います。
というのも子どもの"健全な教育"という前提において、
いかなる理由があっても疎かにしてはならないという教訓的な部分が孕んでるからです。
確かにAIが発展すれば、
子どもの相棒となるようなおもちゃになったり
親の家事を手伝ってくれたりと生活が豊かになる側面は必ずあるとは思うのですが、
一方で本作のような
子どもの暴力性を助長させたり、
AIが学習してその他の人を排除したりという
危険もある。
実際、主人公の姪に対する態度は褒められたものではないし、
ラストでミーガンが放った「あなたは強くて賢い女性。仕事に集中すればいいじゃない」という皮肉の利き具合が半端無いです。
ただ主人公も主人公で、
本作中で子どものとの接し方を学んでおり、
結局主人公も姪も「人」なのだから
人と人のコミュニケーションを通じてお互いが成長していくことの大切さも説いてます。
なかなかドラえもんとのび太のような関係になるのは難しいのですかね。