A級のB級映画。初めて観るタイプ。こういう映画も絶対にあっていい。
怖い系だと思っていたら全然そんなことはなく、ラストはもはや笑えるような展開に。海外レビューを見てみても、あなたが真剣にスリラーを求めているのでなければ最高にお薦め、みたいな感想が多いみたい。
別に本気で子どもとの絆を描くでもない、ロボットの恐ろしさを伝えるでもない。特別なメッセージ性などなく、ただただ楽しむための映画。気にかかってしまう邪魔な描写が一切ない。ストーリー自体はちゃんとしている。
人物等をあまり深く描かない分、誰にも強い思いを抱かず終わってすっきりする。後腐れ、モヤモヤ、宿題的な謎解き考察などが何もない映画。
幅広く誰でも楽しめる。元気が出る。
もっと長くてもいいと思ったけど、そう思うぐらいがベストなのかも。パート2も観たい。パワーアップしてもっと暴れてほしい。
カートがコピーしたミーガンのデータが後で鍵になるんだろうと思ったけど何も起きず。パート2のための伏線か?ということは1を作っている時点で既に2の制作が決まっていたということかな。
あらすじ---
おもちゃ会社に勤めるジェマ。
ある日、姉夫婦が突如事故死。幼い娘には大きな怪我はなかった。
ジェマはその姪ケイディをしばらく預かることに。
しかしずっと一人暮らしで仕事ばかりしてきたジェマは子どもとの接し方など知らない。姉の一家ともさほど交流してこなかった。
ジェマが自宅で開発していたロボットを見ると、ケイディははじめて笑顔を見せてくれた。
この家に子どもが遊ぶおもちゃなどなかったが、もしこんなおもちゃで遊べるなら他のおもちゃは一生要らないとまで言ってくれた。
そしてミーガンが完成。
ケイディはミーガンとペア設定。おしゃべりをして友達のように遊びはじめた。
その試遊を見ていた上司は興味津々。ライバル社に差をつけるチャンス。
ミーガンとの生活が始まった。
ケイディは聞き上手で子どものなぜなぜに対する回答も完璧。毎日のしつけも全て代わってくれる。
ケイディはすっかりミーガンになつき、元気を取り戻す。
ある日ケイディは隣の犬に腕を噛まれてケガをする。警察に言ったが何もしてくれなかった。
深夜、ミーガンはその犬をおびき出す。翌朝から犬は見当たらない。
ミーガンのプレゼンの日。
デモの遊び相手として参加したケイディは、初めて涙を見せ両親のいない寂しさを語りだした。
ミーガンはケイディにそっと寄り添い、完璧に励ましてみせる。
プレゼンを見ていた大人たちは涙し、拍手。ケイディは社内で最重要の人材とされた。
ケイディはかまってくれないジェムではなくミーガンに夢中になった。
ジェムが注意しても反抗するが、ミーガンの言うことなら聞く。
ミーガンの電源を切ると余計に怒り出す。ミーガンは諌めもせずとにかくケイディの肩を持つようなことを言う。
子どもたちの野外活動の集まりへ。
しかしケイディはミーガンが一緒じゃないと嫌だ車を降りようとしない。
お人形置き場に置いておくという約束でジェムが折れた。
子どもたちはペアを組み森で栗拾い。
ケイディが組まされた相手は意地悪な男子で、二人きりで栗を探していると暴力を振るわれた。
そこへ現れたミーガン。男の子はミーガンを奪ってケイディから隠れた。
するとミーガンは牙を剥く。圧倒的速度とパワーで男の子を丘から突き落とし、道路へ落下したところを車で轢かれた。
目撃者はいない。警察が来て会は中止。
夜ケイディは眠れずにミーガンに何かしたのか聞く。
ミーガンは否定せず、私たちを傷つける者がいるという学びを得たと語る。
お隣の女性は夜も犬を探し回る。
すると廃屋に明かりがついているのを見つけた。
待ち受けていたミーガンは彼女を痛めつけて殺害。
警察がジェムに聴取に来る。
先日の少年の事故で暴力痕が見つかったことで関連性を疑われているらしい。
夜、ジェムはミーガンが撮影していたあの日のビデオを確認してみると事故前後の分がなぜかアップロードされておらず観れない。
ミーガンがいつの間にか眼の前に。
驚いて停止を命令するが、ミーガンは無視して会話を続けようとした。
ジェムは隙をついて強制停止し、ミーガンを梱包。
翌朝、ミーガンは不具合があり調整すると説明するが、ケイディは泣いて抗議。
混乱し暴れるケイディを見てジェマは、これではいけないとケイディと初めて向き合う。
ミーガンの発表を思いとどまり、ケイディと二人で帰宅。
会社にいる同僚たちに発表の中止を電話。
同僚は理解を示してくれた。しかし音声を偽ってその電話に応答したのはミーガン。
その同僚が覚えのない通話履歴があることに気づき、確認しようとしたが調べていると、電源を落としたはずのミーガンがそれを妨害していることに気づく。
動き出したミーガンはその部屋を爆破させ、途中にいた上司らを殺害し会社から脱走。
夜、ケイディを寝かせたジェムが一人きりになると、現れたミーガンはハンマーを手にジェムを追う。
ミーガンがとどめを刺そうとすると、ケイディが起きてきた。
いまや冷静になったケイディはジェムとともに戦い、ミーガンは破壊された。