なんでしょ。メルギブソンの最近の政治的な言動や、フジテレビバラエティーの闇なども含めてあまり気持ちよくは見れないかったなあ。直接被害を受けた奴がいないじゃないかっていうけど、面白ければなんでもいいっていうわけじゃないのはもう自明な時代なのだとの認識の欠如がどうしても露わになってしまっていて、 2020年以降に制作された映画としては失敗しているのではなかろうか。
そもそもやっぱりメルギブソンのマッチョ感がまさってしまって例えば同じような「テロ、ライブ←韓国版の方ね」の主人公の悲壮感と比べると最初からどうしても可愛そうには見えない。そもそもオチがあろうがなかろうがどうしても標準が老害なキャラだし、メルギブソン自体が実際老害化しているわけで、やっぱりどうしても笑えないよ。気持ち良くもならない。
ポリコレに配慮せよと言ってるわけじゃない。最近のハリウッドメジャー作品や、特にマーベルものなどに見られるポリコレ全面押し出しには辟易している立場でもある。でもなんかこの作品のノリを許しちゃいけないことは自分の中では確かなんだな。
