穂苅太郎

ガール・イン・ザ・ミラーの穂苅太郎のレビュー・感想・評価

ガール・イン・ザ・ミラー(2018年製作の映画)
3.5
同世代にしかわからないと思うがパーマンにコピーロボットというのが出てきて、そいつがやらかしたのが全部本人に跳ね返ってくるという話が確かあったの思い出した。他にも同じく同世代でしか絶対にわからないと思うが志村けんと沢田研二のおなじみ鏡コントを思い出したりもした。

ストーリーはまあプロット聞いただけで誰でも考えられそうなシンプルなものであるのだが、主人公のこの世のものとは思えないビジュアルや演技のみならず、実はお父さんとお母さんがそれ以上にヤダミをかましてくるので飽きずに見て居られる。特にお父さん、相当キショイぞ。

高校生でプロムが絡むとどうしてもキャリーと比べてしまって、やはりあちらはさすがにスティーブンキング、何よりストーリー展開が本作のはるか上を行っている。

でもストーリーのカタルシスがない分こちらの方が不気味ではある。それを狙ったとしたらテンポとか撮影の色合いとかなかなかに考えられているのだなと。
穂苅太郎

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