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Dr.パルナサスの鏡のDUMMYのネタバレレビュー・内容・結末

Dr.パルナサスの鏡(2009年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

何年か前に観たんだけど、私の中で現在テリー・ギリアム週間なので観直した。内容も忘れてたし……

まだ観れてない作品めっちゃあるんだけども、多分、中でもすごい難解の部類かと思う。でもめっちゃ面白い。

「選択」という主題に対して、結局のところ、その都度与えられる選択肢に共通性があまりないような印象を受けた。「正義(真っ当な選択)」か「悪(逃げ道)」なのかと思いきやそうでもなくて、ただ悪魔に遊ばされているだけ……
だから人生における全ての選択は、我々にとっては辛く苦しいものであるが、結局は悪魔の暇つぶしに過ぎないという皮肉でもあるのかもしれないなと思ったり……

吊るされた男の正位置の意味をちょっとだけ調べてみたんですけど、
「男が2つの樹木に挟まれ吊るされている状況=通過儀礼」とし、彼がこれを乗り越えることで更なる高みへ進むという意味?もあるらしいから、トニーが幸運に恵まれて続けているのはそういう危機的状況、選択を恐れないことが要因になっているのかな、とも思ったり……
悪魔は危険や恐怖のことを必要悪としているけれども、トニーはそれに全く臆することがないんですよね。
あとカードの意味としては慈善とかって意味もあるらしい、他にも意味は山ほどあってすごい共通性あるからトニーの存在は本当に面白い。

てゆか悪魔が博士を大好きで、悪友のような関係っていうのがお茶目なんだよな〜!もうほんと結局それだけ!いろいろ難しく考えても結局それだけなんですよね!(笑)

ヒース・レジャー、エロスの塊だったな…………やはりトニーに1番ふさわしい存在……

また追記するかもしれん……
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