「血と涙のファイナルラウンド」
チャンプとして現役を退いていたアドニス・クリードの前に、彼の服役中だった旧友デイミアンが現れる。アドニスには、彼との間にある“過去”を隠し持っていた。
好きな俳優と聞かれたら自信を持って答えられるのがマイケル・B・ジョーダンであるこの私ですが、なんとこの度本人登壇の試写会にて鑑賞してきました。生マイケル、マジでかっこよかった。サインもらえなかったのが本当に残念。コミコンきてね。
そんなマイケルの初監督作である今作、アニメ好きの彼ならではのいくつか挑戦的な演出が見られた。これらは、映像的には新鮮でボクシング映画としてもおそらく今までにはない形で面白かったとは思う。あとはスポーツ映画初のIMAXカメラでの撮影ということもあり、音の臨場感や重低音！絵面の迫力はよかった。IMAX必須映画といえる。
ただ、物語的にはなんとも言えなかったのが残念。アントマンのカーンに引き続き、ジョナサン・メイジャースの演技は素晴らしいのだが、それに引けを取らないくらいのキャラクターの掘り下げが欲しかったと感じる。拳の一つ一つに、感情的な重さがあまり感じられなかった。物理的な重さはめちゃくちゃあったよ。そこはよかった。
今シリーズ一作目二作目共にめちゃくちゃ好きな作品なので、どうか有終の美を飾ってもらうことを期待したい。間違ってもロッキーみたいに、6作撮るとかは、やめてほしいかな…。
あ、マイケル様は映画内でもくそかっこよかったです
