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オットーという男のaikidoのレビュー・感想・評価

オットーという男(2022年製作の映画)
5.0
オリジナルが大好きな作品で、初鑑賞時にかなり感動したので、リメイク作であるこの映画は絶対に映画館で観ようと決めて鑑賞しましたが、オリジナルに忠実ながらもハリウッド流の現代風アレンジによりかなり観やすくなっており、原作へのリスペクトに溢れた仕上がりに驚かされ、コーダのような最高のリメイク作品になっていて大満足の映画でした。

偏屈で頑固なオットーは妻の死から立ち直れず、人との関わりを避け、孤独に生きていたが、お節介な隣人マリソルと出会ったことで、後ろ向きだった考え方が変わっていき、過去に囚われず前向きに生きるように変化していく過程がとても丁寧に描かれており、感情移入してしまいますし、人生の素晴らしさを分かりやすく描写した王道な映画で、とても感動出来るので、心に染みる作品でした。
また、オットーと妻の若い頃のエピソードが素晴らしく感動的なので、ここの部分が良いからこそ彼に共感し、感情移入させられて号泣してしまうので、構成としても上手いと感じました。

トム・ハンクスの映画で一番泣けて感動させられるので、彼の新たな代表作だと思いました。
また、本家を越えるような素晴らしいリメイク作品でしたし、上質なヒューマンドラマとして大満足な映画で、今年観た映画で一番面白くて良かったです。
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