くぅー

オットーという男のくぅーのレビュー・感想・評価

オットーという男(2022年製作の映画)
3.9
“つまり、心臓が大きいのです。”
“心が?そうですか(笑)”

»偏屈で町内一の嫌われ者となり、最愛の妻も亡くして生きる希望を失って後追いしようとした男が、向かいに越してきた一家との交流を通して一変していく様子を描くヒューマンドラマ。

はい、オリジナルは見てませんが、このリメイクはやはりトム・ハンクス様様でしたね…少し前ならクリント・イーストウッドで見たかったかも。

うん、安心して身を委ねて見れたというか…個人的にはもっと偏屈で、引っ越してきた奥さんがもっとズケズケでも良かったけど、コミカル過ぎるのかw

そう、追想シーンを少しずつ絡めて、ユニークなエピソードの積み重ねで、収まるところに収まるのは王道だけど…やはり子供と猫はズルいよなぁと思いつつもほっこりニンマリで、最初は苦みのあるホットなカフェ・オ・レを飲んだような余韻に勝手に浸ってしまってました。

なお、キャストでは、まずはトム・ハンクス…流石って言葉しかありません。
そして、若き頃を演じたトルーマン・ハンクス…文句なしの親子共演。
マリアナ・トレビーニョ…初見でしたが、堂々と名優と渡り合ってました。
さらには、レイチェル・ケラーにマヌエル・ガルシア=ルルフォらがナイスなサポート。
くぅー

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