ぱぷぽ

オットーという男のぱぷぽのレビュー・感想・評価

オットーという男(2022年製作の映画)
3.8
ストーリーは地味に良くある感じだけど、丁寧にトム・ハンクス主演でやるとイイ映画になりますよ。って見本みたいな映画。
ごちゃごちゃ言っても結局良いんだよね。

予定調和で想像した以外のことは起きない。

オリジナルは観ていないので、どういった違いがあるのかとかは分からないですが
ベタで何となく見たことあるようなプロットをトムハンクスが演じる良さが兎に角出ている映画だと思う。

確かにあんな終始不機嫌な顔してるトムハンクスは中々見ないけど、全然嫌な奴に見えないし、こっちとしても「どうせ根はいいやつなんでしょ?しってるよ~」って最初から思ってる人多いと思う。
だからハートフル“コメディ”に仕上がってるのは、世界的に“THE イイ人”ってイメージがついてるトムハンクスっていう俳優さんを自らキャスティングした妙ですね。

実際にオリジナルを観た人も『オットーという男』の方がチャーミングじいさんに仕上がってるって感想を書かれてました。

チャーミングといえばマリソルが本当に可愛い!!
近所にいてくれたらいいなって思う気持ち半分、うざったそうだなって思う気持ち半分…笑
お料理上手っていうのも凄くいいですよね、生きるってやっぱり食に直結する部分ありますしね。
移民っていう設定からも、なんとなく『グラン・トリノ』と似てますがこっちは兎に角チャーミングです。

奥さんの元教え子とか、SNSジャーナリストとか最初微妙な雰囲気で出てくる人たちもこぞっていい味を出してる。

そんなメンバーの中で唯一いい味出してないし、あんまりチャーミングじゃない人がいるんですよ。
オットーの若い頃を演じた俳優さん。
表情もそんなになくてぬぼーっとしてるし、そもそもトムハンクスにあんまり似てない。
誰なのかしら…ってみたらトールマン・ハンクス…ハンクス!! トムハンクスの実の息子!!
「似てない」はなんかゴメン…って思ったけど、パパの映画見たことないんか??とは思った。

んで最強チャーミングは猫ちゃんですね。可愛すぎる
なんとなく奥さんの生まれ変わりのような素晴らしい演技で、マジで猫ちゃん飼いたくなります。
猫の偉大な映画〇〇選みたいなランキングあったら絶対上位に入る。
ぱぷぽ

ぱぷぽ