Ren

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャルのRenのレビュー・感想・評価

4.0
フェーズ4どころか歴代MCU作品の中でもトップレベルに好き!GotGも「ラグナロク」も『~ インフィニティ・ウォー』も好きだけど、今度から「好きなMCU作品は何?」と訊かれたら今作をそこに入れたい。

「MCU作品としての満足度」「全年齢対象のファミリームービー度」「笑えるコメディ度」「ほっこり泣けるハートウォーミング度」「中編映画としての満足度」全てが限りなく満点!五角形が綺麗すぎる!GotGにはこういうギャグ全開かつアッパーな音楽かつ優しさかつ犯罪(?)が一番似合うよね....。

幼少期の頃にVHSで観ていた様々なディズニー×クリスマス(冬)映画が一気に走馬灯のように蘇り、その懐かしさと居心地の良い温かさに嘘ではなく泣いた。
「クリスマス」という単語を聞いただけで拒否反応を示す人もいるかもしれないけど、やっぱりクリスマスはあっていいし、結局クリスマスが好きだし、大切な人に感謝を伝えたいよねということを綺麗事とかでなく本当に思ったし、イベント自体が形骸化する中でも芯の部分を忘れずにいたいと本気で思えた。過剰な押し付けにならないのは、ジェームズ・ガンが2014年から築いてきたガーディアンズ像がいい塩梅で機能しているからこそ。

ケヴィン・ベーコンが本人役で登場するけど、それ自体がギャグになっているだけでなく、「役者の仕事は最高だし映画は最高。ヒーローは虚構かもしれないけど、スターは存在する」というカルチャーへの賛歌になっていたのも眩くて最高だった。『ザ・スーサイド・スクワッド ~』で(というかその前から)分かりきっていたことだけど、ジェームズ・ガン、脚本が巧すぎる。

その他、
○ マンティスとドラックスの地球でのドタバタコメディで、ピースの化け物と男爵のコントを思い出した(分かる人にだけ分かればいい)。大好きなコント。
○ ネビュラからロケットへのプレゼントで色々思い出してグッときた。どうやって手に入れたのか知らんけども。
○ 予習は無くてもいいけど、一応ガーディアンズの面々の相関図、あとヨンドゥが何者かは知っていた方がいいかも。未見の人は過去のGotG二作観てみてね。自分は今作のヨンドゥでわんわん泣いた。

【余談】ケヴィン・ベーコン数なるものがり、これはケヴィン・ベーコンと同じ作品に出演したことのある俳優を1、1と共演したことのある俳優を2...とカウントして、共演関係の距離を測るもの。一説によると、古今東西ほとんどの俳優が「3」以内におさまるらしい。
(Wikipediaより)
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