風神

アラヴィンダとヴィーラの風神のネタバレレビュー・内容・結末

アラヴィンダとヴィーラ(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ムービープラス放送分を録画して鑑賞。

タイトルが出るまでの約20分と
その後のシーンとのギャップに
頭おかしくなりそうになりました。
良い意味で。

インド映画にしては短めか?
そこそこ長い作品ですが
あっという間に終わった感じ。
恋愛要素も少な目で
本筋の村同士の抗争がメイン。
踊りも印象的な3曲のみ。
お母さんの詩が良かったなぁ。
まぁ、主人公の男気が素晴らしく
男が慕う、まさに兄貴的存在。

ロミジュリ展開かと思ったら
全然違っていました。
敵パパの頭のおかしさが怖い。

気の強いヒロインに振り回されるのは
お約束ですが、上手くバランスが
取れてて、穏やかに楽しめる。
若干イラッとする娘ですが
筋が通っていて、そこは気持ちいい。
感情で暴走するヒロインは苦手です。

自動車工場の人。
最後まで付き合ってくれる。
この人も主人公にやられちゃったのかな。

登場人物が多めで
最初、理解が追いつかない所も。
だんだん、自分の頭の柔軟性が
失われていく。
年齢的にしょうがないけど切ない。

インド人、コーヒー大好き。
日本でもスタバに入り浸る。

個人的な好みで言えば
次女ちゃんの方が好き。
バイク乗りだし。

男と女の恋愛観の違いは納得。
男は名を残し
女は命を残す。
見る方向が違うのは仕方ないが
時々、立ち止まって
2人で同じ方向を見るのが
自分の中での、嫁さんへのお約束。
ただひたすらに、前だけを見ていては
振り返った時に誰もいないかも
しれないので。

男の政治家はわかっていて
女の政治家はわかってない。
いったい、何を?って思う。
頭の硬い昔の人の考えですね。
哀しいかな、現代日本も
いまだにこの域を脱却できずにいる。
女は家庭を守れと。

この地域では、結婚した女性は、
旦那の名前を呼ばないらしい。
ヒロインが言った
自分の旦那をなんて呼ぼうが
私の勝手でしょって台詞。
小さなことからでも
変えていくのが大切な事なんですね。

2023-233
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