映画館の大スクリーンと大音響で観る
それが正しい楽しみ方かと思います。
音響、音楽も素晴らしかったです。
ハリウッド製のゴジラ映画が
ド迫力で面白いのに比べて
本家日本製はなんか理屈ぽいなと
感じていたのですが
本作のスケール感と迫力は満足です。
熱線の迫力と威力の凄まじさは
物凄いですね。
戦争に行った者、
そして生きて戻ってきた者が抱えた
負の十字架が重すぎました。
生きてこそというメッセージは
これからより重くなる世の中になりそうです。
圧倒的なチカラを見せつけるゴジラに対して
冷戦突入前で加担できないアメリカ
終戦後で武器も兵力も財力もない日本、
果たしてこの脅威にどう立ち向かうのか
知恵を絞り、確実でなくても
可能性に賭ける、でも
生命は何より大事！
今の日本に向けたメッセージですね。
結末は生命と引き換えにというものも
あったと思うんですよ。
でもそれって悪い考え方で
生命の軽視ですよね。
だからみんな生きる未来になる
それは正しい結末だと思います。
たとえそれが物凄い運が良い
都合のいい話だとしても
生きたい、生きるんだという思いが
引き寄せるんだと思います。
たとえ重い未来が待ち受けていようと…
画面が最初はすごく暗い
しかしそれがだんだん明るくなって
最後は眩しいくらいの光に包まれる。
それは戦後の復興であり
人々の復興なのだと思いました。
