実話ベースの話は大好きだけど
美化しすぎてしまったりする作品が
あったりするんだけど
この作品は実際の当時の映像、
本人の映像を挟みながら
ありのままを描きだそうとしているのが
非常に良かった。
こんな人がいるんだね。
短い人生で何をするのか。
限られた時間の中で
自分がやりたいこと
なすべきことの内なる声に
まっすぐに突き進んでいくことが
どれだけの人ができるんだろう。
年齢や時間やお金など
様々な理由をあげて
先延ばしにしたり
諦めたりするそんな人が
大半なんじゃないだろうか。
この映画の主人公が
達成したから素晴らしいのは
そうなんだけど
達成しなくても
何度でも諦めずに
自分の生き方を曲げなかったことが
素晴らしいなと思ったし
たとえ自分が主人公じゃなくても
成すべきことに覚悟を決めて取り組む
その生き様に勇気をもらえる映画でした。
同時に思春期に負った傷を
ずっと抱えるハメになった
そのことからも目を背けては
ならないと思いました。
何かを始めるのに遅いことはない
そんな言葉をよく聞くけれど
何か胡散臭さがあったりすることも
ある話があったりするけど
これはストレートにぶつかってくる。
アネットべニングと
ジョディフォスターが
体当たりで熱演していて
見応えあり。
